深野神楽保存会のブログ

雲南市吉田町深野なある深野神楽保存会長のブログ。昭和61年に70年前に途絶えた深野神楽を有志により復活。子ども教室の指導で後継者育成にも力を入れている。

深野神楽こども教室20周年記念発表会

平成15年に伝統文化こども教室の補助金を受けて、深野神楽こども教室が開講して20年が経ちました。

3月21日は毎年行っている子ども神楽の発表会ですが、20周年と言うとこで、歴代携わっていただいた方々をお招きしての発表となりました。

コロナで、一般公開しての発表会事態3年ぶりで、大々的なことは出来ませんが何か記念になる発表会にならないかと考えました。

その中で、20年間の写真のスライドショーが出来ないかなと考え、写真を選びました。

子ども神楽の卒業生は10人大人の神楽に入って活動しています。

その中の一人がスライドショー担当をしてくれました。

そしてそして、写真を見るうちに、何かサプライズ出来ないかなと、子ども神楽の卒業生のメンバーで相談。

密かに準備をしました。

 

当日、なかなか子ども神楽のメンバーで揃って練習出来なかったので、午前中集合して通して練習しました。

心配していた「五行」も何とか形になりました。

奏楽は卒業生が手伝います。

少子化、コロナで人数が減ってしまい、深刻な問題です。

 

久々に「八俣大蛇」も舞いました。

受験生もいたので久々にメンバーが揃いました。

あとは本番を待つばかり。

お弁当を食べてから準備です。

WBCがサヨナラで勝ち、かんせが上がります。

お客さんは地元よりも、よそからの方が多く、子どももたくさん見にきてくれていて、びっくりました。

子ども神楽に入ってくれるといいなあと。

 

いよいよ開演です!

始めに舞うのは「清目」

本来なら子どもが舞いますが、人数減少で、子ども神楽の卒業生が舞いました。

続いて、子ども神楽による「五行」でした。

皆一生懸命舞っていて、会場からも拍手が起こりました。

そして、子ども神楽の卒業生による「山神祭」。

事前にメンバーが相談し、会場に降りる事になっていました。

会場の子どもたちが歓声を上げて逃げていました。

会場が湧きます。

最後は、子ども神楽による「八俣大蛇」でした。

終わると、教室生が並び、感想発表をしました。

ここで、子ども教室生による、餅まきをしました。

発表会数日前に思い付きましたが、盛り上がって良かったです。

そして、サプライズ企画。

保存会会長の挨拶でしたが、アナウンスでこの子ども神楽を起こすのに20年前奮闘してくださった、旧館長さんが呼び出されます。

子ども神楽の卒業生からサプライズの贈り物でした。

少子化、コロナで子ども神楽の人数が減っています。

田井地区だけでは子ども神楽がやっていけない状態です。

広く募集していかないと活動していけないと感じています。

島根ふるさとフェア2023

島根ふるさとフェア2023に行って来ました。

毎年グリーンアリーナで開催されている島根ふるさとフェアてすが、近年コロナのために開催されていません。

今回は、コロナ対策のため広島駅前南口地下で開催されました。

 

朝8時、マイクロバスに10人で乗り込み出発!

今回は若手が6人気、ベテラン4人と、若手が中心になり進めてきました。

マイクロバスに無事2演目分の道具と音響を積み込むことが出来、ほっとしました。

天気も最高。

雪もなく快適でした。

安佐で休憩し、会場へ向かいました。

荷物を運びます。

風がとっても寒い🌁⛄🌁

ステージの幕を張り、位置を確認しました。

準備をしてからお弁当を食べました。

とにかく寒くて、インスタントの味噌汁が温かくておいしかった。

しまねっこのステージを見て、一緒に写真を撮りました。

可愛い❤️

1回目の公演「日本武」(やまとだけ)の準備をしました。

この日本武は、コロナの間に若手が習得した演目で、ベテランからならいながら昨年3回公演しました。

かなりいい感じに仕上がってきているので、今回は、広島で舞ってみようと言うことになりました。

広島のや石見でも日本武の演目は舞われます。

違いを見ていただくと面白いかなと。

「日本武」終わると、東夷役の若手リーダーがインタビューを受けました。

子ども神楽教室が平成15年に始まった、その1期生です。今回の広島公演も、バスの事とか色々お世話をしてくれて助かりました。

懐かしい人たちも見に来てくれて、再開を喜び合いました。

広島の大学に行ってる、若手のメンバーの仲間が会場に来てくれて写真撮影。

「衣装貸してやるけん太鼓で出ろよ」って仲間から言ってもらって、急遽出演する事に。

いい仲間だね。

2回目の公演は「八戸」(やと)。

1回目の公演より2回目の方かお客さんは多かったです。

無事2公演終えて、片付け。

大学生をバスに載せて送ってあげました。

しばしのバスでの交流。

そして、広島をあとにしました。

今回、コロナの事もあったりメンバーが揃わない事や、一事やめようと考えたこともありましたが、行って良かったと思いました。

世代を超えて、バスの中でもワイワイ楽しく、本当にいいメンバーだと思いました。

子ども神楽教室を平成15年に始めて、その子ども教室のメンバーが今回は中心となって動いていて、感慨深いものがありました。

2023年、いいスタートが切れました。

 

子ども神楽と太鼓共演

毎年、田井交流センターで「あじさいコンサート」を開催し、生の音楽を子どもたちに届けていますが、今年は志向を変え、太鼓と神楽の共演となりました。
コロナで公演がなくなり、モチベーションが下がってしまって、継続に危機感を感じている伝統芸能に光を当てる意味と、生の芸能を見る機械がなくなった子どもたちへ向けた公演です。
最初は、深野神楽が交流を続けている「仁多乃炎太鼓」さんに単独でやってもらうつもりでしたが、「神楽も一緒にやろうよ。それでこそ意味がある」と言って頂き、公演がなくて、気持ちの上がらない子どもたちが出演することになりました。

雨が心配した天気は、真夏日になってしまい、コロナを考えて、野外での開催を考えていましたが、熱中症の方が心配になり、交流センター室内での開催に切り替えて準備を進めました。

このあじさいコンサートは田井保育所と田井小学校
の親子限定で開催しました。

まずは、深野神楽子ども教室による「清目」です。
3月に1度、発表会で発表して今回は、2回目の発表でした。
緊張してるようでしたが、発表会の時より堂々としていました。
本番の舞台って大事だなあと思いました。

続いて、深野神楽子ども教室による「八俣大蛇」です。
こちらも、発表会の時より自信がつき、堂々としたら舞になっていました。

続いて、仁多乃炎太鼓さん。
今年で30周年になるそうで、深野神楽が36年の年なので、同じ頃に立ち上がった芸能として、交流してきました。
教えられることも多く、その迫力にはいつも圧倒されます。
ますば子どもたちの演奏でした。


続いて大人の演奏でした。

この日も、感動をもらい、神楽のメンバーからはもう、ためいきに近い歓喜の声が上がってました。
本当に、コロナが落ち着いて、また交流出来たらと、心から思いました。
最後は記念写真。

コロナが郷土芸能の前に大きな壁となり立ちはだかっています。
継続が危うくなってる団体も多いです。
そんな中、意義のあるイベントが出来たことは、ここでまたコロナが増えているので、いい時に開催できたと思います。
コロナで、飲み会も出来ず、団員同士で絆を深め会うことも出来なくなっている。
モチベーションをどう保っていくか。
それが今後の課題です。

深野神楽こども教室発表会

昨年はコロナで開けなかった深野神楽こども教室。

今年度は何とか開催しないと、子どもの人数も減ってきてるのに、子ども神楽継続出来なくなるのではないかと言う危機感を感じました。

ところが開催しても、公演がないと目標がなく、練習も面白くないし公演で得られる緊張感と自信も得られない状態でした。

何とか、コロナがまん延してても、家族に向けて発表会をしたいと、練習も毎週に切り替えて配役も決めて気持ち入れ替えて頑張って来ました。

深野神楽こども教室の舞台は実に2年ぷりでした。
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2年で失ったものは計り知れないけど、2年で大切なもの、当たり前ではないものに気がつけたことは大きかったのではないかと思いました。

はっひょに向けて、1月から覚え始めた「清目」

本番前に「緊張する~!」って。

「お面ないから余計緊張する」って言ってました。

緊張するのは本気の証拠。


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続いて、大人の神楽、深野神楽こども教室の卒業生による初披露の「日本武尊

1年かけて練習してきたけれど、なかなか目標もなかったので、子ども神楽の発表会でやってみないかと持ちかけました。

これも直前たったので、練習不足は否めませんてした。

でもせっかくやってきたからには、目標持って発表してほしかったので。


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先輩の舞を真剣に正座して見る子ども神楽の教室生。

この発表会して良かったなと思いました。


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倭姫は、武尊のおばさんにあたります。

難しい舞です。


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まつろわん(朝廷にしたがわない)東夷を、倭姫にもらった天叢雲剣と火打袋を持って退治に向かいます。

この舞、今は亡き太田さんから、直々に教えてもらい「この舞は面白い舞だ」と伝授していただきました。

スタートしたばかり。これから頑張ってものにしていってほしいです。

 


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中学3年生、子ども神楽では最後の大蛇でした。

上手に舞ってました。

先日の瑞風でも助っ人してくれまし。

これからは、大人な神楽で一緒に活動してくれるようで嬉しいです。


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市長さんと校長先生。

コロナで伝統芸能がダメになるって、ヤバイよって気分も暗くなっていたけど、発表会で少し明るい気持ちになることが出来たと思います。

来年度はもう少し人数増えるといいなと。

頑張って募集します。

 

 

瑞風ツアー

3月17日(木)瑞風ツアーの神楽の日。
以前も瑞風の神楽をしましたが、試験運行だったため、スタッフのみなさんのがお客さんでしたので、事実上瑞風の本当のお客さんの前では初の神楽でした。

前日、ハプニングで今回舞うはずたったスサノオが急遽の配役変更で、ベテランスサノオと子ども神楽の初代のオロチと初の共演となりました。
前夜、急遽の合わせをしてのぞみました。


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朝、交流センターからの見送りを受けて出発。
会場の神楽の宿に到着しました。

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ここで演じるのは3回目です。
裏口から荷物を搬入するとちゃんと神様を拝むメンバー。

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準備するメンバーと、急遽合わせる舞てと奏楽の練習をするメンバー。


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久々の神楽公演に、心踊らせつつも、緊張感持ってやらんとね。
時間も迫って来たので、衣装をつけます。


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瑞風バスがやって来ました。


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ちょっと緊張です。
めったに緊張することはないですが、瑞風となると、豪華なツアーなので、そしてみんなで、お・も・て・な・ししないとと思って緊張してしまいます。
1回目の本番無事終了。
コロナ禍なので、お客さんとの写真撮影はなしと言うことでした。
前回の試運転の時になんとなく2回目の公演の後、みんなで見送りに出ると、「見送りいいですね」と観光協会の人に言われ、今回も見送りをしようと外に出ました。
せっかくなのでと、会長瑞風バスと記念撮影😁

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すると、JRバスの人が「みなさんで撮ってあげますよ」と言ってもらい、バスの前に並んで記念撮影。

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須我神社にお参りしておられた参加者のみなさんが帰って来られて、記念撮影の様子を見られて「撮らせてもらっていいですか?」こちらはいいですが。
中での写真撮影はしないと言うことだったので、スタッフさんがオッケーならと、みなさんと写真を撮りました。
参加者のみなさんとも会話する事が出来ました。
「めったに見ることが出来ないもの、見れてよかったわ」と言っていただきました。

1回目の公演が終わり、それぞれにおにぎりを食べたり、30分の休憩をとり、2組目のバスは早めに到着しました。
2回目の公演は、1回目よりリラックスして余裕もって出来ました。
久々の公演に、会長も絶好調!!


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見送りに一番に出てました🤣

今回、子ども神楽の中学3年生をスケットでお願いしていました。
須我神社を知らないと言うので、スサノオがオロチを退治して「八雲たつ 出雲八重垣妻籠みに 八重垣作るその八重垣を」って読んだお宮だよ。
これは参らんといけんなと、メンバー引き連れてお参りしました。


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コロナで神楽を舞う機会がなくなり、今回は久々の公演でした。
舞えることに感謝。
そして、当たり前に舞える日が戻ることを祈りました。

のんちゃんのデジタル紙芝居とのコラボレーション

保育所の保護者と、子どもが交流センターに集まり、お父さんお母さんがしめ縄体験する日。
せっかく集まってるからと、のんちゃんのデジタル紙芝居と深野神楽を合わせて見せてあげました。
子どもたちにもっと神楽に親しんでもらいたいと、昨年ある高校生の思いで出来上がった、デジタル紙芝居。
カグラニ親しんでいた田井保育所でさえ、神楽が遠退いてしまって、コロナで益々見ることがなくなってしまいました。
そんな保育所の子どもたちに、神楽の楽しさ、神話を知ってもらいたいと、大人が頑張りました。
デジタル紙芝居スタート。
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お話に、大人も子どもも引き付けられます。
そして、神楽登場。
アシナヅチスサノオの台詞は、のんちゃんが分かりやすく語りでします。
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神楽の台詞って、だいたいなに言ってるが、一般の人には分かりにくいですからね。
これから、親しんでもらうには、字幕とか出していく時代なのかもと思いました。

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後半は、深野神楽の大蛇退治。
迫力ある舞に子どもはもちろん、神楽をなんか見たこともない、若い親さんにとっても見てもらえて良かったなと思いました。
最後は記念撮影です。
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負荷の神楽も楽しい時間を過ごすことが出来ました😁
これが、事実上の舞納め。
昨年、深野神楽舞納めを盛大に復活させた事が嘘のようです。
来年こそは、また舞納めが出来るように生ってるといいな。
まさか、まさか。
こんな世の中になるとは思ってもなかった、どん底の2020年。
どん底からは、這い上がるだけてす。
来年は子ども神楽も再開出来るように祈ってます。
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のんちゃんのデジタル紙芝居とコラボ合わせ

新型コロナウイルスは、子どもたちが神楽に触れる機械も奪っています。
田井保育所は、深野神楽が復活したすぐあとから、神楽を保育に取り入れて、最初は衣装もお面も手作りで年長さんが創作でやっていました。
年長さんになったら神楽をするんだって小さい頃から見たり聞いたりする機械がありました。
好きな子どもは毎日神楽ごっこして遊んでいたほど。
最近少し保育所も神楽離れしてきたところにもって、コロナで子どもたちは神楽に振れる機会がなくなり、保育所の先生も神楽がわからないし・・・。
そこで、思いに賛同してくれた、のんちゃんこと多賀法華さんにお願いし、去年も田井保育所で見せてくれた「のんちゃんのデジタル紙芝居」をしてもらうことに。
それには深野神楽の協力なくしては出来ません😆
12月5日(土)に初合わせ。
まずは「のんちゃんのデジタル紙芝居」をメンバーに見せてもらいました。
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それは、古事記を分かりやすい絵とお話にしたもの。
神楽のメンバーは次第に引き込まれていきます。
それもそのはず。
芸能開闢古事記の舞台で古事記能楽と神楽で公演した余韻が残ってる状態だったので、自分の役が色々な、キャラクター出て来るから、笑いが起こったりしてます。

そして、神楽とコラボしていくタイミングを話し合います。
子どもたちにはセリフは分かりやすい方がいいからのんちゃんに言ってもらう方がいいので、それに合わせてスサノオアシナヅチが動く事になります。
朗読劇と合わせた事もあり、アシナヅチのうこきがセリフに合わせて動くのがノリノリで可笑しくて😆
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子どもたちのために、大人たちがみんなが協力して楽しませよう、神楽の楽しさを知ってもらおうと頑張ってますよ😆
12月13日(日)の本番、楽しみ😁