深野神楽保存会のブログ

雲南市吉田町深野なある深野神楽保存会長のブログ。昭和61年に70年前に途絶えた深野神楽を有志により復活。子ども教室の指導で後継者育成にも力を入れている。

深野神楽こども教室発表会

昨年はコロナで開けなかった深野神楽こども教室。

今年度は何とか開催しないと、子どもの人数も減ってきてるのに、子ども神楽継続出来なくなるのではないかと言う危機感を感じました。

ところが開催しても、公演がないと目標がなく、練習も面白くないし公演で得られる緊張感と自信も得られない状態でした。

何とか、コロナがまん延してても、家族に向けて発表会をしたいと、練習も毎週に切り替えて配役も決めて気持ち入れ替えて頑張って来ました。

深野神楽こども教室の舞台は実に2年ぷりでした。
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2年で失ったものは計り知れないけど、2年で大切なもの、当たり前ではないものに気がつけたことは大きかったのではないかと思いました。

はっひょに向けて、1月から覚え始めた「清目」

本番前に「緊張する~!」って。

「お面ないから余計緊張する」って言ってました。

緊張するのは本気の証拠。


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続いて、大人の神楽、深野神楽こども教室の卒業生による初披露の「日本武尊

1年かけて練習してきたけれど、なかなか目標もなかったので、子ども神楽の発表会でやってみないかと持ちかけました。

これも直前たったので、練習不足は否めませんてした。

でもせっかくやってきたからには、目標持って発表してほしかったので。


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先輩の舞を真剣に正座して見る子ども神楽の教室生。

この発表会して良かったなと思いました。


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倭姫は、武尊のおばさんにあたります。

難しい舞です。


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まつろわん(朝廷にしたがわない)東夷を、倭姫にもらった天叢雲剣と火打袋を持って退治に向かいます。

この舞、今は亡き太田さんから、直々に教えてもらい「この舞は面白い舞だ」と伝授していただきました。

スタートしたばかり。これから頑張ってものにしていってほしいです。

 


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中学3年生、子ども神楽では最後の大蛇でした。

上手に舞ってました。

先日の瑞風でも助っ人してくれまし。

これからは、大人な神楽で一緒に活動してくれるようで嬉しいです。


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市長さんと校長先生。

コロナで伝統芸能がダメになるって、ヤバイよって気分も暗くなっていたけど、発表会で少し明るい気持ちになることが出来たと思います。

来年度はもう少し人数増えるといいなと。

頑張って募集します。