深野神楽保存会のブログ

雲南市吉田町深野なある深野神楽保存会長のブログ。昭和61年に70年前に途絶えた深野神楽を有志により復活。子ども教室の指導で後継者育成にも力を入れている。

子ども神楽と太鼓共演

毎年、田井交流センターで「あじさいコンサート」を開催し、生の音楽を子どもたちに届けていますが、今年は志向を変え、太鼓と神楽の共演となりました。
コロナで公演がなくなり、モチベーションが下がってしまって、継続に危機感を感じている伝統芸能に光を当てる意味と、生の芸能を見る機械がなくなった子どもたちへ向けた公演です。
最初は、深野神楽が交流を続けている「仁多乃炎太鼓」さんに単独でやってもらうつもりでしたが、「神楽も一緒にやろうよ。それでこそ意味がある」と言って頂き、公演がなくて、気持ちの上がらない子どもたちが出演することになりました。

雨が心配した天気は、真夏日になってしまい、コロナを考えて、野外での開催を考えていましたが、熱中症の方が心配になり、交流センター室内での開催に切り替えて準備を進めました。

このあじさいコンサートは田井保育所と田井小学校
の親子限定で開催しました。

まずは、深野神楽子ども教室による「清目」です。
3月に1度、発表会で発表して今回は、2回目の発表でした。
緊張してるようでしたが、発表会の時より堂々としていました。
本番の舞台って大事だなあと思いました。

続いて、深野神楽子ども教室による「八俣大蛇」です。
こちらも、発表会の時より自信がつき、堂々としたら舞になっていました。

続いて、仁多乃炎太鼓さん。
今年で30周年になるそうで、深野神楽が36年の年なので、同じ頃に立ち上がった芸能として、交流してきました。
教えられることも多く、その迫力にはいつも圧倒されます。
ますば子どもたちの演奏でした。


続いて大人の演奏でした。

この日も、感動をもらい、神楽のメンバーからはもう、ためいきに近い歓喜の声が上がってました。
本当に、コロナが落ち着いて、また交流出来たらと、心から思いました。
最後は記念写真。

コロナが郷土芸能の前に大きな壁となり立ちはだかっています。
継続が危うくなってる団体も多いです。
そんな中、意義のあるイベントが出来たことは、ここでまたコロナが増えているので、いい時に開催できたと思います。
コロナで、飲み会も出来ず、団員同士で絆を深め会うことも出来なくなっている。
モチベーションをどう保っていくか。
それが今後の課題です。