深野神楽保存会のブログ

雲南市吉田町深野なある深野神楽保存会長のブログ。昭和61年に70年前に途絶えた深野神楽を有志により復活。子ども教室の指導で後継者育成にも力を入れている。

雲南市総合芸術文化祭本番‼️

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いよいよ雲南市総合芸術文化祭本番の日がきた。
北山社さんを待つ間、一度出雲の神楽を通してやってみた。
北山社さんは須賀神社に参拝してからの合流。
昨夜楽しい交流会をして、前日のよそよそしさが嘘のように北山社の、人たちと🤗をかわす。
午前中は最終的な打ち合わせだ。
奏楽もお互いで打ち合わせ、神歌は社中により微妙に違うので、胴が最初の神歌、太鼓が最後の神歌を歌うことになった。
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2匹のそれぞれの大蛇役の動きや諏佐の胴を切り落とす動きを確認する。
時間があまりない。
コラボレーションを通してやってみた。
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リハーサルを終えて、急いで皆でフードコートへ行き、昼食をとった。
いつもより賑わいを増すフードコート。
いつもなら直ぐに出来るのになかやなか呼ばれない。
子ども神楽の集合時間に間に合うかなと心配になった。
他の社中の、人は惣菜コーナーでお寿司を買ってたべるようだった。
それでもなんとか、出来て来るが、いっこうにに大学生二人のうどんが呼ばれない。
変だなと顔をしかめる大学生たちが何だかおかしかった。


控え室が子ども神楽と高校生と同室になっていて、和やかに会話しながら開演を待っていた。
高校生の出番は第二部の最後だから、時間が有り余っていた。
一階ロビーは開場を待つお客さんが、長蛇の列で、驚きと嬉しさが込み上げた。
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控え室を出てみると、あ‼️
「でんちゅうくん‼️」と、皆で大歓声🎵
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でんちゅうくんの方も、まさか島根でこんなに知名度があるとはと、ビックリ顔。
実は、でんちゅうくんを呼ぶにあたって、事前に神楽のメンバーにはでんちゅうくんの画像と情報を伝えていた。
大人気たった🎵
本当は、吉田くんとコラボレーションのはずだった、それででんちゅうくんを呼んでもらっていたのに、吉田くん、まさかの直前の頭の負傷で入院中(修理中)

まず、オープニングは子ども神楽。
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たった一ヶ月で覚えた大蛇に拍手が起こる。
よく頑張ったな~。
会場から、拍手が何度も起こっていた。
子ども神楽が終わると、少し時間がある。
子どもの道具の片付けをし、会場に入って他の社中を見た。
西日登の大学生の奏楽は素晴らしいものだった。
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第一部が終わり、休憩時間の後第二部が始まる。
舞台袖にて準備する。
備中神楽北山社さんの「猿田彦」の舞が始まった。
その迫力に圧倒される。
カッコいい。
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舞台袖に行くと、大蛇が「どのタイミングで面をつければいいか」と聞いてきたので、北山社さんとも確認した。
酒作りの歌が始まったら面をつける事にする。
「みんな頑張れ‼️」と声をかける。
そして、コラボレーションである「大蛇退治」が始まった。
出雲側の奏楽がいつ入るのかを確認していなかった‼️
「入っていいですか?」と大学生。
「入って!」の指示で、最初から入る。
すぐさまビデオの録画をしに客席へ(あー忙し!)
北山社さんは昨日のワークショップと同じ形で始まった。
同じ内容でするのかな?と思っていたが、違っていた(笑)
足名槌、手名槌の掛け合いが違ってる。
笑える‼️
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コラボレーションが近づいてくる。
なんとなく不安になり、舞台袖に行ってみた。
大蛇もスタンバイし、出番を待つばかり。
大丈夫だったと、「頑張れ」と声をかけに行こうとしたら、なんとそこで、大蛇が面がおかしくてもう一度外すと言う。
マジか!
「時間ないよ‼️」
もうすぐで、酒造りの歌が終わりそう。
「急いで‼️」
大丈夫!もう一回歌われた。
あと少し。
酒造り終わって帰ってこられたが、まだギリギリで、向こう側の奏楽に向かって手をふる。
「待って!」とバツを出す。
すると、桶が少し前過ぎで下げる動作で少し時間が稼げた。
「オッケー!」と奏楽に合図を送った。
不安が的中で舞台袖に来てよかった。
急いで客席へ。
大蛇の見事な飛び出しが動画にはおさめられなかった。残念。
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奏楽の迫力は素晴らしかった‼️
大蛇退治も、リハーサルとまた違ってる。
でも、大蛇も須佐もちゃんと対応している。
このコラボレーションで成長したなあと思った。
舞台は大成功だった。
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ロビーでは、感動したお客さんが高校生を賛美していた。
本当に素晴らしいステージだった。
最後は皆で記念撮影。
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長かったのか短かったのか、コラボレーションに向けての全てが終わった。
ホッとしたのと、終わって残念なのと。
でも、また次があると信じて、また色々な事を一つ一つ繋げていこうと思った。
皆さん本当にお疲れさまでした🎵

コラボレーション編完結です。
明日明後日と、雲南夢ネットで放送予定です🎵
ご覧下さい。