深野神楽保存会のブログ

雲南市吉田町深野なある深野神楽保存会長のブログ。昭和61年に70年前に途絶えた深野神楽を有志により復活。子ども教室の指導で後継者育成にも力を入れている。

ついに本番!芸術開闢古事記‼️

ついにこの日が来ました。
若干興奮気味で寝不足のメンバーもいました。
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前日神楽マスクを揃えた女子。
なかなか、いいね。

10時に県民会館に到着しました。
ゲネプロは11時半から。
時間あるので、神楽のメンバーで外で写真を撮りました。
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安田先生先生たちとも撮ろうかと思ったけど、いとうせいこうさんが12時に到着らしく、後からにしました。
皆さんがTシャツ着ていて嬉しい~。
安田先生が「ヲノさんがTシャツ似合わない」って笑ってる😁
思いつきで作って良かった‼️

11時半。
ゲネプロスタート。
衣装はつけないで、お面だけ着けてTシャツで舞いました。
まずは八ツ花。
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始まる前に今一度、作法の確認をしました。
今回、かなり八ツ花は練習して合わせてきました。
芸術開闢古事記のために組んだメンバーで、ま3月に比べたらかなり仕上がってきました。

そして、「イザナギの冥界下り」
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これもTシャツ着てしてくださってました。
ダンスに参加してた子どもたちも、お面にも少しなれ、手を降ったり会話したり。
とっても可愛い‼️

なるべく写真に残しておきたいと、ウズメが面や衣装を着けたまま奏楽を撮っていて、呼ばれた声に振り向くと、磐戸を覗いて、アマテラスが写真撮られたがってる、リアルアマテラス😆
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舞手が、合わせる場所の確認をしてスタート。
一度舞って、ビデオて動きの最終チェックをしました。

続いて「八戸」
この幕間にいとうせいこうさんが到着。
楽屋近くで普通に会って「うあ!いとうせいこうさん!」「あ!どーも」って感じで🤭
早速Tシャツに、着替えてくださいました。

「八戸」は、奏楽人は演奏前に確認しあい、とにかく盛り上げていこうと話し合いました。
結果、笛が震え上がるくらい、胴と太鼓の掛け声、神歌がカッコいい‼️
それが、ヲノさんや能楽の謡いが入って、益々ヒートアップ。
ちょっと、鳥肌もん😆
足名槌役の 奥津さんの声も昨日に増して素晴らしく!足名槌がのっているのがわかりました。
素晴らしい「八戸」でした。
最後の大団円。
面白い‼️
いとうせいこうさんのラップを初めて合わせ。
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速くなるところはなかなか合わせにくく、胴の音が大きいと聞こえなくなって😅
最後に安田先生にお願いし、ウズメの舞の太鼓と能楽の謳いをもう一度合わせさせてもらいました。

ゲネプロ終了段階で、既に14時30
分でした。
まだお弁当も食べていません。
始まる前にみんなでTシャツ着て記念撮影という事だったけど、終演後という事になりました。
いよいよ本番に向けての準備です。
お弁当を、かきこみ、着替えに入ります。
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「八ツ花」
流石に集中しないと、「八ツ花」という舞は、一つ他の事を考えただけで、次に何をするか、飛んでしまいます。
胴とりも、かなり集中していました。
舞手四人が声を合わせて歌うその後、胴取りの気合いの入った歌が、一気に四人舞にスイッチを入れました❗
そして、東南西北中央を払い清める。東方だて。
これも、言葉に気が入りました。
「八ツ花」にしては珍しく、ほぼ大きいミスなく、本番が一番素晴らしい出来になりました。
続いて始まった「イザナギの冥界下り」。
イザナギのみことは逃げてゆく!」が頭から抜けません😆
袖で、見ながら、出演の皆さんと声を掛け合います。
子どもたちとも声を掛け合い、楽屋に帰ってくると、子どもたちの方からはいタッチ!
第一部、実験道場さんのダンスも本当にカッコいいし、最高でした。

「磐戸」
袖でスタンバイ。
すると、神様役の子どもたちが、ステージの上から袖のウズメに手を降ってくれています。
可笑しい😆
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手を振り替えし、奏楽メンバーも笑います。
このリラックスが大事😄
手刀男が登場し、舞台が盛り上がってきます。
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手刀男の悪切りで、奏楽ものって盛り上げます。
ウズメ登場。
神憑りする舞で、能楽の謡い。
6人ぐらいで謡われるのが凄く素敵で、ウズメもハマりまくりでした。
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磐戸も無事開き、神々しい天照が登場。
その後の連れ舞も合った。
大きな拍手を感じでいました。

15分の休憩で衣装替え。
「八戸」
「5分前です!」と声がかかります。
急いでスタンバイ。
須佐が、能の謡いで舞うシーン。
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何度見ても感動します。
足名槌、手名槌の酒造りに台詞がピッタリ合って面白い。
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本番には煙が沢山出るように、ドライアイスを沢山仕込んで、お湯もたっぷりで、出ました出ました😁
お酒を混ぜる足名槌盛り上がります😆
いや、面白い酒造りでした。
そして、大蛇登場。
ドライアイスもいい感じで出て、照明が当たり雰囲気出ます。
奏楽も一層盛り上がります。
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素晴らしい八戸でした。
最後は、いとうせいこうさんが登場で、ラップの大団円!
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全てが終わって、高揚してノリノリの足名槌が、リハよりノリノリで踊って入ってきて、可笑しくてしょうがない😆
頑張ったもんね~。

「大団円!」で終了。
夢の中のような、あっという間のステージが終わりました。
出演者全員でステージで写真を撮りました。
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それから、撮りそこねていた芸能開催闢古事記のTシャツの写真を撮るため、着替えてロビーに集まりました。
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いとうせいこうさんが、「ピースはこれからこれで」と、神楽でする手の形をされて感動!‼️
安田先生のお話しで、みんなで公演出来た事の喜びを共感しました。
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その後、いとうせいこうさんが「八ツ花」がカッコイイと、あの言い立てが知りたくて検索したけどなかったって、言われ、深野神楽の楽屋に来られて台本を見せてあげました。
凄い~。
マジで凄い‼️
興奮がさめやらず、本当は出演者の皆さんと打ち上げしたかった‼️
話したかった😣
コロナが、なければと本当思うけど、開催出来た、それだけでもう良かった。
3月に開催出来なかった思いが、このステージにかける思いとなって、一人一人が凄いパワーが出て、おそらく3月にしてただろう公演とは、話にならないほど極まった公演となったように思います。
まだ、まだ余韻が抜けないで、いるメンバー。
新たなステージに向けてまた進んでいきますよ‼️