深野神楽保存会のブログ

雲南市吉田町深野なある深野神楽保存会長のブログ。昭和61年に70年前に途絶えた深野神楽を有志により復活。子ども教室の指導で後継者育成にも力を入れている。

備中神楽北山社さんとの出会い3

f:id:kako-takeru:20181231203204j:plain
コラボレーションまであと1週間を切った。
12月4日(火)。
本番のステージ、チェリヴァホールのステージでの練習。
この日は、大蛇の出を主に練習した。
前回、もっと練習したいという生徒のために、高校に大蛇を持っていき、高校での練習をお願いしようとしたが、出来なかったため、イメージトレーニングをしてきた。
高校では練習も出来ないし、大蛇を置かせてもらうことも出来なかった。

コラボレーションの部分は前日の合わせでするしかなかったが、おおよそどんな感じかは考えておかないとと思い、北山社さんの動画を見ていた。
そんな中、北山社さんのFacebookページにある動画がのっていた。
見た瞬間、「なんだこれ?」
これだ‼️これいい‼️
f:id:kako-takeru:20181231205528j:plain
首を切り落とす動画は見ていたが、胴を切り落とすの初めて見た。
直ぐに書いた。
コラボレーションで出来ると面白いって。

f:id:kako-takeru:20181231210048j:plain
6日は最後の練習だった。
練習を終えた生徒から「明日も練習出来ないか」と連絡が入った。
気持ちはわかる。
しかし、次の日も練習したら、前日のりは本番と毎日になってしまい大人にはきつい(笑)
あとは、天にまかそう🙆

さていよいよ、前日のリハーサルその日。
子ども神楽の練習もあったが、コラボレーションの事が気が気でない。
子どもは任せて、チェリヴァホールへ向かう。
北山社さんはすでに到着しておられた。
高校生の女の子たちと合流して、ステージへ向かった。
こちらのメンバーも初めてみんなが集合し、緊張感が半端じゃない!
f:id:kako-takeru:20181231210740j:plain
先ずは自己紹介。
そして、大蛇同士の出の打ち合わせ。
こちらの希望に上手く合わせてくれる、ベテランの北山社さんの大蛇。
上手いなあ。
f:id:kako-takeru:20181231211201j:plain
そして、須佐が戦うシーン。
色々やってみたとき、ダメでもともとと、北山社の代表さんに「大蛇の胴を切るの出来ませんかね?」と聞いたら、あっさり「出来ますよ🎵」やったぁ🎵
その事を直ぐに大蛇に伝え、須佐に動画を見せて動いて見てもらった。
この辺りで時間切れ。
出雲神楽のメンバーで一度も合わせていないので、ワークショップで見せる大蛇退治の部分を一度通さなくては。

そして、ワークショップ。
先ずは。出雲神楽の方から演じた。
初めて合わすとは思えない迫力‼️f:id:kako-takeru:20181231212901j:plain
お互いが刺激し合っている。
続いては、備中神楽の事を聞く。
皆さんプロで、どの役もこなせるという。
凄い。
その後見た大蛇退治も、胴も入れ替わりしながらやっておられるのがわかった。
そして大蛇退治の場面。
何と!見たかった大蛇の胴を切るのをやってくれた‼️
後から聞いたら、Facebookページに、見たいと書いたのを見てくれて今日はしてくれたらしい。
感動だった。
f:id:kako-takeru:20181231213845j:plain
ワークショップ終了後、直ぐに北山社さんの須佐役の人のところへ走っていき、「胴を切り落とす動きを須佐に教えて欲しい」とお願いした。
須佐の動きの特訓。
f:id:kako-takeru:20181231214233j:plain
何度も繰り返して練習した。
奏楽も、どう入るかをアイディアを出し合いながら、やってみたり色々試してみた。
リハーサル終了。
何とか形になりそうで、高尾さんとホッとする。

その後は交流会だった。
とにかく、高尾さんとはここまで一緒に気を揉んできたから、ホッとしましたねと。
まだ本番終わってないのにね(笑)
高校生は高校生同士、仲良く盛り上がってる様子。
わずかな交流会だったが、色々お話しでき貴重な時間となった。
北山社さんのメンバーが、深野神楽のホームページを見てくれていて、メンバーの顔を覚えてもらってたり、大蛇の胴を手作りしてるところのなど、見てくれていたのには驚いた(笑)