深野神楽保存会のブログ

雲南市吉田町深野なある深野神楽保存会長のブログ。昭和61年に70年前に途絶えた深野神楽を有志により復活。子ども教室の指導で後継者育成にも力を入れている。

雲南神楽フェスティバル本番‼️

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今年の雲南がフェスティバルは、中野神楽か久しぶりに出演したり、高校生のマイブログの発表が有ったりと、何かいつもと雰囲気が違っている気がしました。
そこへもって、雲南神楽フェスティバルでは、これまで13回行われ、大御所の団体さんの中に入って、なかなか希望が出せなかった深野の「八戸」、トリ‼️
メンバーいささか緊張と言うか、気持ちが高揚していました。
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須佐はいつもより早目に衣装と面を付け、ジーっと考えていました。
雲南の歴々とした名のある神楽社中の皆さんの中で、新参物の深野神楽がトリの「八戸」をする。
若手に出させようと希望した「八戸」。
大学生がするはずだった須佐を、今回急遽自分がすることになった事に感慨深いものを感じていました。
「もしかしたら、これはこうなる運命だったのかもしれん」
面の中でそう言ったのです。
これは彼にとっても記念すべき日になるのだと思いました。

一方の若手大蛇は、緊張し過ぎて余裕なし(笑)
「もうあれこれ要求しないでください‼️」(笑)
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手名槌、足名槌もじっとスタンバイ。
西日登神楽社中の奏楽が聞こえてきていました。
やはり、笛2人の連管は派手だなあと。
深野も今日は2人。
そろそろ終わりと、舞台袖へ移動した。
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音響も舞台係の人も、何度もお世話になってるベテランの人たちなので、安心しておまかせ。
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西日登神楽社中さんが終わると入れ替えで「お疲れさまでした」とお互いに声をかけあいました。
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奏楽が位置についている間、須佐は舞台で位置を確認しなが舞っていました。
本番‼️
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須佐の渾身の舞。
言い立ても、素晴らしく気合いが入っていました。
奏楽も盛り上げようと気合いが入りました。
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足名槌も素晴らしい嘆き。
手名槌と姫の別れでは、大きな拍手が起こりました。
それにしてもさりげない姫の動き。
なんか凄く女らしいなあと。
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みんな本当に頑張っていました。

グループLINEでは、発熱で出られなくなった須佐へ若手の大蛇役からメッセージ。
「今回は残念だけど、また組もう!」
須佐からも「自宅から応援してる。また組みたいです。」
彼の思いも載せて、大蛇頑張りました‼️
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緊張もしたけど、持てるものを出しきったメンバーは、終わった時にはとってもいい顔をしていました。
楽屋へ向かう途中も、色々な人に声をかけてもらいました。
疲れきったけどヤりきった‼️
笑顔があふれていました。