深野神楽保存会のブログ

雲南市吉田町深野なある深野神楽保存会長のブログ。昭和61年に70年前に途絶えた深野神楽を有志により復活。子ども教室の指導で後継者育成にも力を入れている。

深野神楽こども教室発表会

毎年ドラマがある発表会。
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昨年は頑張って練習してきた子どもがインフルエンザになり、本番に出れないという悲劇に、大人の神楽のメンバーも涙しました。
今年は、体調に気をつけて。
大丈夫、全員で参加出来る!って思ったら、なんと前日の夜中に発熱の知らせが入り・・・。
本番欠席の知らせ。
それでも、何とか本番を乗り切ることが出来ました。
その子の出られなかった悔しさも、きっと来年に繋がると思います。

本番の朝、休む子の代わりを急遽電話で子ども神楽のリーダーにお願いしました。
「わかりました」とその日の午前中でその長い言い立てと動きをビデオを見て思い出す覚悟を決めた、リーダーでした。
もちろん、彼女なら出来るとみんなの信頼もありました。
そして、会場準備の集合時間は8時半でしたが、集まって来るのは高校生大学生ばかり。
大人は?
さすがにそこは若さと勢い(笑)
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学生たちがこんなに張り切ってるのに😆
9時前にやっと集合。
今日の打ち合わせをしました。

さてそこからは、若手が大活躍でした。
とてもとても、深野神楽のメンバーだけなら、暗い顔して、黙々と言い合いながら舞台を作ってたでしょう。
若手の勢い、明るさがおじさんたちにも伝染し、楽しそうに舞台設営。
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暑くなって来たと言ってもまだ3月、の、半袖。
確かにこの日は異常に暑かったですが。

舞台がほぼ完成したのが10時過ぎでした。
そして、休憩をとり、いよいよ高校生たちの初めての合わせ。
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学生なので、古い神楽の縛りもなく、自由に考えていいと、自分たちで考えて作り上げた神楽です。
色んな地区の子たちが集まっているので、お互いに合わせながら、新しいところで融合する神楽。
合わせるのは初めてだけど、個々には動きを合わせたりしていました。
笛も初めて合わせる連管(二人が合わせて吹く)で、音階の合う笛を探して会わせます。
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約1時間半、汗だくで練習していました。

11時半。
ご飯にしようとお弁当を並べましたが、学生の方から「通すので見て欲しい❗」と要望がありました。
深野神楽も、一応学生の練習に付き合って来たので、この素晴らしい要望に答え、お客さんになりました。
「少ないお客さんだね」「鉄歌謡館だと思えば(笑)」「そうだね(笑)」辛口ジョークだけど、どこの社中にも通じるジョーク。

学生の神楽は一瞬でお客さんの心をつかみました。
続く