深野神楽保存会のブログ

雲南市吉田町深野なある深野神楽保存会長のブログ。昭和61年に70年前に途絶えた深野神楽を有志により復活。子ども教室の指導で後継者育成にも力を入れている。

能楽とのコラボ稽古始まる

明けましておめでとうございます。
今年も深野神楽保存会をよろしくお願いします。
昨年は深野神楽保存会にとって、変化の年でした。
今年も春から風が吹いています。
まずは、能楽とのコラボレーションの稽古。
今までは、打ち合わせということ形でしたが、今回初めて動いてみました。
稽古としては初ということになります。
今回のステージは、第1部が能楽師の安田登さんたちによる「イザナギの冥界下り」。
第2部が深野神楽による「磐戸」
第3部が神楽と能楽のコラボレーションで「八戸」を演じます。
その、コラボレーションの「八戸」の稽古でした。
スサノオから動いてみます。
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スサノオの衣装を能楽の衣装で、面を神楽ですることになり、着てみせてもらいました。
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この姿で天下りの舞いを舞ってみました。
続いては、その後の能楽師の言い立てに合わせて動く能の動きを教えてもらいました。
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すり足に苦戦しながらも頑張るスサノオです。
足名槌、手名槌も姿勢良く立つのが大変そうでした。

酒作りの場面。
雲南の神楽は、スサノオが酒を作ります。
安田先生は、古事記にしたがって、足名槌、手名槌が作るようにしたいと言われ、・・・実は、深野はそのパターンの舞いもあると話します。
久しくやっていませんが。
思い出しながらやってみました。f:id:kako-takeru:20200107113713j:plain
手名槌が味見をして、卒倒する面白い酒作りです。
これにセリフをつけると言われ、やっているそばで、急遽セリフを考えて録音。
足名槌のセリフは、あの、いとうせいこうさんにお願いしようと。
まったく、楽しい稽古でした。
今日は前半のここまで。
能楽のセリフに合わせて前半を通して動いてみました。
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次の練習は13日です。