深野神楽保存会のブログ

雲南市吉田町深野なある深野神楽保存会長のブログ。昭和61年に70年前に途絶えた深野神楽を有志により復活。子ども教室の指導で後継者育成にも力を入れている。

高校生の神楽練習

f:id:kako-takeru:20181220031512j:plain三刀屋高校生の練習が11月2日に始まった。
始めは、三刀屋高校で練習すると言う予定だったが、急遽高校では練習出来ないと言うことで、近くの施設での練習となった。
高校で練習出来れば、神楽を知らない生徒にも神楽の格好良さを伝えられるし、当日見に来てもらえるかも知れないのに。
高校生にチケットを、買って見に来て!と、言える魅力発信が出来ない。
高校生自信も、高校生は、見に来てくれないと言っていた。

練習初日は、須佐と大蛇の練習。
今回は、コラボレーションする高校生は、かき集め。
当日来れない生徒も含め、調整した結果、須佐役は深野神楽子ども教室だった子なので、須佐に大蛇が合わせる方がいいという、西日登神楽社中の高尾さんの言葉もあって、大蛇役の生徒に、深野神楽の大蛇の動きを覚えてもらうことになった。
大蛇の指導を、願いしたくんちゃんは、コラボレーション経験が3回ある。
話したら、すぐにオッケーしてくれた。
練習にも、ほんと熱心に来てくれた。
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コラボレーションした時に生まれる感動を知ってるからこそ、自分がステージに立たなくても、その経験を若手にもさせてやりたいと言う、支える事に誇りを持つ充実感を彼は知っていた。
前日合わせの本番で出来る経験を彼も深野神楽のメンバーも知っていた。
他地区で活動する学生が、枠を越えて舞や楽を合わせる経験もない。
それは、むしろチャンスだと考えた。
出雲神楽はとかく、自分の団体が一番だと考える、傾向がある。
特にベテランは。
若手こそ、まだまだ相手に合わせる経験が必要だし、それこそが出雲の神楽を盛り上げていくその、きっかけになると考える。
野となれ山となれ‼️